小2の娘と漢字ドリルを進める中で、『漢字を知らない以前に、そもそも問題に登場する言葉(単語)を知らない』という場面に立ち会います。その都度、ヒントを出したり、画像を見せたりしながら考えさせているのですが、そんな中『色紙(しきし)』を教える中で子供の素直な疑問に答えるために、少し調べてたことを記載します。
漢字ドリル内の例文
○○(しきし)にサインする。
- 以下のドリルに掲載されていた問題文になります。
問題に対する親としての感想
『色紙にサインをする』という行為は一般人とは無縁だと思うし、主語が有名人だったとしても『色紙にサインをする』という文化自体が廃れてきているように感じます。そういった状況を踏まえると良い問題とは言えない
と思いますが、知らない言葉を覚えることが認知の幅を広げることにつながると思うので積極的に漢字ドリルをやらせています。
娘の疑問
娘:ヒントちょうだい!
私:サインをする
っていうのは名前を書くことだよ。何に名前を書くか考えてごらん。
娘:あっ!片方は紙
だと思うんだけど、もう片方は?
私:大ヒント!色のついた紙
って書くんだよ!
娘:これ(色紙
)でいいの?
私:正解!色紙の画像見てみる?これだよ!
娘:色紙(しきし)ってなんで白いの?いろはどこにあるの?
私:...なんでだろうね?
ということで色紙について調べてみました。
色紙について調べてみました
色紙はいつから?
もとは料紙
と呼ばれる染色した紙のことで、奈良時代から存在していたようです。
平安時代になると、金・銀での装飾が施されるなど、華やかな加工が施されるようになたそうです。
平安中期から鎌倉時代にかけて、和歌を書いた料紙を屏風や障子に張り付けて装飾とするようになり、それが色紙形
と呼ばれたそうです。(色紙形
以外に短冊形
があったようです。)
昔は身分が高い人ほど大きな色紙を使用していたそうです。
色紙の表と裏
歴史的には装飾が施された面に、和歌等が書かれていた事実はありそうですが、その当時の人が装飾面を表裏のどちらと認識していたかは不明です。
現代だと、色紙製造メーカーが白い面を表と言っていることもあるようですが詳細は不明です。
感想
色紙(しきし)を作っている人に表裏を決定する権利がありそうですが、歴史的な表裏と一致していなければ「それは色紙とは言わない」というような意見も出てきそうです。 ただ私がネットで調べた程度では奈良時代、平安時代の人たちが、どちらの面を表と認識していたかにはたどり着けませんでした。
表裏は分からないままですが、私の今後の人生で色紙に何かを記載する場合は白い面に記載すると思います。 (送別時の寄せ書きくらいだとおもいますが、、、)
まとめ
色紙の表裏にはこだわる必要はない!